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2013 六甲全山縦走大会 [参加大会]

2013年11月23日、翌日が休日出勤というこの日に参加してきました「六甲全山縦走大会」

[ひらめき]KOBE六甲全山縦走(11/23、須磨浦公園~宝塚56km)。
制限時間は17時間ちょい、CP(チェックポイント)を時間までに通過できるかどうかが勝負です。
コース:六甲連山56km(須磨浦公園~菊水山~掬星台~一軒茶屋~宝塚)
(各CPチェック時間) 
須磨浦公園スタート⇒5:00-7:00
菊水山CP⇒8:30-12:20
掬星台CP⇒12:00-15:50
一軒茶屋CP⇒13:50-18:20
宝塚ゴール⇒16:30-22:40 
 
最寄りの駅までリュックを背負って自転車で向かいました。4時37分の始発電車に無事乗車、第1関門通過です。5時29分須磨浦公園に到着、電車の中は参加者でいっぱいでした。降りて50mほどの受付テントに小走りで入り、すぐにチェックを済ませました。
 
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須磨浦公園から傾斜をのぼり続け住宅地を通り、いよいよ連山へ。鉢伏山、旗振山、鉄拐山、栂尾山、横尾山、東山、高取山を越え、菊水山のCPをめざします。歩きなれない山道、おのずと下半身のいろんな部分が痛みだしてきました。ロードなら同じ稼働ですが、道が定まらない山道、歩いては小休憩を繰り返してなんとか菊水山頂上のCPに到着しました。景色を楽しむ余裕もなくシューズを脱いで10分ほど休みCPを出発しました。
 
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続いては鍋蓋山、再度山をぬけ、参加者アンケートでも一番つらかった場所と言われている「摩耶山を越え」、摩耶山を登り切って山頂のCPを目指します。登っていて数十メートルごとに辛くなり、休みをとり、登りの繰り返しでした。しばらくすると、わずかな段差も脚を置く気にならないほどになってきました。そんな中、あきらかに自分より年上の先輩が大きなリュックを背負って登っていきます。1列で登っているためペースの合いそうな人を選んであとをついていくことにしました。でも、登っても、登っても頂上がみえません。後ろの人が「直登ならもう着いてもいいのにな」と言われてましたが、確かに傾斜はかなりなもので、最短ルートだと思ってましたが、頂上が見えません。汗が足下にボタボタと落ちます、マラソンで感じたことのない息切れもあり、1歩を段上にあげるのにかなりの時間がかかりました。やっとわずかな明るさが見えてきました。でも、そこからが長かったです。
 
やっとのことで掬星台CPに到着。公園の石垣に腰掛けて、Tシャツを着替え、靴下を脱いで、水を飲み干して、カロリーメイト他を一気に食べました。すごく美味しかったです。脚にエアーサロンパスを吹き付けながら「初参加だし、やめようかなぁ」と思いはじめました。ここでリタイアすればロープウェイで降りれます。
 
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CP時間を確認するとこのCPからの赤鬼スタート(赤いゼッケンの最終係員走者、追い抜かれるとその場で失格)まで1時間くらいあることが判明しました。ギリギリだったと思ってましたが、次々とのコースに向かう人達の背中を見ながら、脚の状態をチェック。エアーサロンパスで多少痛みも引いてました。裸足でマッサージしていくと楽になってきました。服を着て、参加者の列の後を追いました。ここからは上りはあってもゆるやかな傾斜でした。むしろ下りのほうが脚が痛くなりそうで辛くなってきましたが、登りほどの辛さではなかったです。平地もあり歩き続けました、ヘッドライトをつけて足下をの光を見ながら。

一軒茶屋CP到着、六甲最高峰(931.3m)をぬけました、最終CPです。このまま行けば赤鬼には捕まらない。ここで初めて「完踏行けるかも」と思いました。ほぼ下りのコースです。一軒茶屋ではチェックを受けただけで休むことなくスタートしました。
 
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前の人についていくだけでした。抜く人も抜かれる人もいません。前と後ろにヘッドライトの列が並んでました。言葉は交わすこともなく、誰もがもくもくと歩いてました。時々、前後で転ぶ人がいて「大丈夫ですか?」くらいでした。私も足腰たたず、踏ん張れなくて3回ほど転びました。
 
宝塚の夜景が見えた頃は、やっときた!という感じでしたが歩いても歩いてもゴールに着きません。かなり垂直な下りを前後のペースに合わせて降りて行きました。やっと、やっと山道終了、アスファルトの道数キロまできました。でもまわりはかなり歩きの速度は遅く、あと数キロはすごく遠くに思えました。甲子園大学の横を通り、降りていくと「ゴールはこちらの」看板。ボランティアさんに距離を聞くと「800m、あと10分程度です、がんばって!」とのこと。細い路地を歩いていくとゴールが見えました。ストックを落としそうになりましたが、握りなおして最後の階段を登りゴールしました。
 
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タイムは14時間55分くらい、でも途中からタイムより完踏したいという気持ちになってましたので、ロストしたGPSは復帰させませんでした。
 
今回、初参加で完踏できた訳ですが、ポイントがありました。第2CP(摩耶山越え)到着時点で時間があったことと故障がなく体力が残っていたこと。摩耶山さえ超えれば、後半の六甲山頂前後は登りはあっても前半ほどではなく、途中のアスファルト道もはさんでクリアできると思いました。ということは第2CP到達の時間を決めて、前半は無理せず、ゆっくりと登る。 
 
1日経ってのブログ、ゴール直後は「来年は参加しなくてもいいなー」思ってましたが、来年も参加ということで[手(チョキ)]
 
[位置情報]主な装備
AIGLEの20Lザック(ストック収納可)、シューズはミズノウェーブライダー(ランニングジューズ⇒滑って失敗)、安いウィンドブレーカー、長袖と半袖のランニングTシャツ重ね着、CW-Xロング、安い長パンツ、厚手のキャップ(ヘッドライト装着時にツバがジャマ)、 ダブルストック、ヘッドライト(予備電池込)、PowerBar、BCAAゼリー、塩飴、カロリーメイト、GARMIN(2本、ロストしまくり経過時間の確認のみ)、カメラ、スマホ&ガラケー、換え靴下、換え衣類、エアーサロンパス、傷テープ、ティッシュ、参加証、マナーリボン、神戸のエスプリ、六甲全山マップ 
  

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ももこ

どんべえさん、六甲全山縦走完踏、おめでとうございます。
ただただ・・精神と肉体の強さに、感動いたします (;_;)
私の33キロウォークの時の辛さを 思い出して、(約半分なのですが・・)
顔が歪んでしまいそうでした。。一歩踏み出すのに、股関節が軋んだ・・・
あの日。。でも、歩き通したことで、後々、自信になりましたっけ。

どんべえさん、凄いです。
本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
by ももこ (2013-11-25 01:03) 

あお

ホントにお疲れ様でした。
詳しいレポありがとうございます。
僕が前にコメントで、ワクワクするなんて書きましたが
訂正します。
これを読んで精神的にも肉体的にもタフじゃないと完走は
無理だなと思いました。
僕は多分、泣いてしまうでしょう(笑

by あお (2013-11-25 18:42) 

ちゃんちゃん

 完踏、おめでとうございます!

 素晴らしいです!!

 結構危なそうなところも通るんですね・・・
 僕もトレランは気持ち良いと思うのですが、いざ大会となると、腰が引けてしまいそうです。

 本当にお疲れ様でした。

by ちゃんちゃん (2013-11-25 22:10) 

水陸おやじ

完走おめでとうございます
凄いですね! 56Km!
私は来年1月宮古島で50Kmデビューです (^_^)/

by 水陸おやじ (2013-11-25 23:37) 

どんべえ

ももこさん ご声援ありがとうございました。
こんなにツライ大会だったとは。思い知らされました。
33kmすごいです。今回、思ったのは長い時間、体動かし続けることの難しさです。ただ、ゴールがあること、周りの仲間、応援あることで可能になるんだと感じました。ももこさんも是非また歩いてください(^^ゞ

あおさん ご声援ありがとうございました。
いやー、なめてたのは私です。はぁはぁ言って休んでるすぐ横をおじいちゃん、おばあちゃんがスイスイ登っていくのに驚かされました。フルより大変でした(^_^;)。前後に仲間がいたんでなんとかゴールできましたが、一人じゃ絶対無理です。そんなこと言わず是非来年あたり(^O^)/

ちゃんちゃんさん ご声援ありがとうございました。
写真にある”馬の背”ですね。落ちたら断崖の下という感じのとこです。
多分、夜だったら何人かおちると思います。でもここより夜の六甲~宝塚が獣道みたいで怖かったです。一応、膝、足首に負担かからないように無意識に歩いたのでマラソンのいいトレーニングになったと思ってます。

水陸おやじさん ご声援ありがとうございました。
宮古島ワイド、ウルトラ参戦ですね!私もできたら来年60kmくらいはデビューしたいです。また、吉報お待ちしてます!
by どんべえ (2013-11-26 00:25) 

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